依頼時に発生する追加調査とは?
『追加調査』という言葉は、おそらく依頼者でもあまり聞きなれない言葉かもしれません。
なぜなら、依頼者によっては追加調査が必要な人、もしくは追加調査がまったく必要無いと人がいるため、例え探偵社に依頼をしたとしても、かなず追加調査の提案がなされる訳ではないのです。
しかし、いざ探偵社側から追加調査の提案が出されれば、誰もが必ず大きな選択を迫られる事になるはずので、まずは先に追加調査についての知識を知り、依頼時に困らないようしっかりと心と頭の準備をしておきましょう。
追加調査とは?
追加調査とは、契約内容に記された時間、もしくは調査範囲、期間に収まらない部分で、別途料金を追加して調査を行うものです。
これはカラオケボックスで言うところの『延長料金』だと思ってもらえればわかりやすいかもしれません。
特に浮気調査を行う探偵社の殆どがカラオケ店と同じような時間制料金を採用しいてるので、浮気調査が延長される=追加調査として理解して頂ければ良いです。
また、浮気調査の範囲から飛び出した調査を行う場合にも、やはり追加調査として新たに調査料金を払わなければなりません。
追加調査が必要な状況
探偵社側、もしくは依頼者の方から追加調査の申し出が行われるのは以下の様な状況が最も多いでしょう。
仮に3日間の調査を行なったとして、その3日以内に浮気の証拠が得られなかった場合、探偵社側から追加調査の提案がなされる事があります。
もちろん、これは依頼者側からも『追加調査をお願いします』と申し出る事ができます。
しかし、3日間の調査で結果が出ない場合には、調査内容に必ずなんらかの不備があるはずなので、探偵社と慎重に協議し、新たな調査計画を立てなければなりません。
探偵社側がなんらかの理由で調査が失敗した場合、探偵社側から追加調査を申し出てくる場合がります。
ただ、この時は追加調査分の料金が割引されている、もしくは無料で追加調査を行ってくれる場合もあります。
また、探偵社が調査を失敗した理由によっては、追加調査をその探偵社に頼まず、別の探偵社に調査を依頼したほうが良いかもしれません。
最初の契約の範囲内で行われた調査で浮気の証拠をしっかりと握ったとしても、それでは依頼者の要望に応える事が出来ない場合もあります。
例えば、離婚裁判で不貞行為を確実に証明するためには、特定の人物と複数回に渡って性行為が行われていた証拠を手に入れなければなりません。
しかし、もしも契約内の調査で不貞行為の証拠が1つしか手に入れられなかった場合、その証拠だけでは慰謝料の額などを希望額で請求できない場合があります。
こうなると、やはり1度の証拠よりも2度、3度と手に入れておいたほうがより裁判を有利に進められるので、依頼者側から探偵社に追加調査を相談をされる方が多いです。
浮気調査では浮気の証拠を手に入れる事はできますが、浮気相手の詳しい住所、氏名、本名などに関する調査を行う場合には別途追加調査を入れなければならない場合があります。
この時、やはり後々の事を考えれば浮気相手の住所や連絡先を手に入れておいた方が良いです。
(慰謝料請求は相手の名前、住所がわからなくては出来ません)
そこで、探偵社で浮気調査の結果が出た場合、さらに追加調査として浮気相手のプロフィールを調べるために調査の提案がされる場合があります。
追加調査の価値は?
追加調査は本来の調査費用に料金を上乗せされるのですから、決してお金が増えるわけではなく、むしろ当初の予算よりも十数万円が費用に消えることになります。
しかし、かといってただのお金の無駄というわけではありません。
なぜなら、追加調査で行う調査とまったく同じ調査を初めに依頼した場合3〜5割以上も金額が高くなってしまう事が多いからです。
これはどういう事かというと、実は本調査で得られた情報を元に追加調査を行う場合、スタートから出揃っている情報が大変多いので、調査そのものを低コストで行う事が可能なのです。
例えば、浮気相手と目される人物の住所、氏名、電話番号を調べたいと思った場合、その時点では殆どデータがそろっていなため、少なくとも二十万円以上の調査料金がかかる事でしょう。
しかし・・・
浮気調査をした上での追加調査であれば、浮気相手と接触後に尾行を行うだけで帰宅先の住所がわかり、本名、連絡先までも調べる事が可能なるので、
十万円前後で浮気相手のプロフィールを完成させる事が可能となるのです。
追加調査を行うかどうかは最初に協議すべき
浮気調査の場合、追加調査の競技は対象者の行動によって緊急で発生する場合もあります。
例えば契約時間が過ぎようとした時、いきなり浮気相手が現れてしまったとしたら、その後ラブホテルに入る手前で契約時間が過ぎてしまうので、急いで依頼者と協議しなければなりません。
こんな時に慌てて財布の中身を確認せずにすむように、依頼時にはじめから探偵社と協議を行い、緊急時に追加調査を行うのかどうかを決めておくと良いでしょう。